オリックス・宗 必死の同点三塁打 九回2死から3点差追い付いた
「オリックス4-4日本ハム」(11日、京セラドーム大阪)
オリックス・宗が三塁塁上で右拳を振り上げるガッツポーズを繰り返した。あと1死から3点差を追いつく劇打に沸いた。
「追い込まれていたのでなんとかコンパクトにつないでいこうと思いました」
九回2死。代打・T-岡田の適時打で2点差に迫り、なおも二、三塁の場面。玉井の141キロを捉えた打球は右翼・大田のグラブをかすめて右中間へ抜ける同点の三塁打。先発・宮城の負けを消す一打となった。
代走からの途中出場。三塁だけでなく、一塁の守備固めに外野と役割は多岐にわたる。
「常にどこでも出られる状態で毎日、準備しています。その日、言われたところを全力でできるように」
中嶋監督は「本当によく打ちました」と宗を褒める一方で「あそこで勝たないと乗り切れないですよね」と残念がった。3連敗は免れたものの9安打に終わり、開幕から15試合連続2桁安打なし。
「調子の良い選手があまりいないので、これから上がっていくことだけを考えてやっていきたい」
この粘りを上昇に変える。