大学球界でも“リアル二刀流”日体大・矢沢が公式戦初の「3番・投手」で先発

「3番・投手」として出場した日体大・矢沢
「3番・投手」として出場した日体大・矢沢
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 「首都大学野球、東海大2-1日体大」(10日、大田スタジアム)

 大学球界でも“リアル二刀流”のプレーヤーがいる。日体大・矢沢宏太投手(3年・藤嶺藤沢)が開幕戦に「3番・投手」としてスタメン出場した。DHを解除しての先発はリーグ戦では初めて。投げては7回3安打1失点の力投、打っては無安打ながら大飛球を飛ばすなど存在感を発揮した。

 高校時代から投打二刀流として注目を受けながら18年度ドラフトでは指名漏れし、日体大へ進学した。入学時から古城隆利監督のもと、投手と野手どちらも挑戦。「どちらも評価してもらっている。うれしく思いました」と感謝する。

 野手としては1年秋に2本塁打、2年秋に外野手のベストナインを獲得し、投手としても1学年上に森博人(現中日)、2学年上に吉田大喜(現ヤクルト)がいる中で最速149キロ左腕として着実に登板機会を得てきた。19、20年と佐浦医ジャパン大学代表候補にも名を連ねている。

 昨秋までは先発マウンドのときはDHは解除されず。野手として出場した際に途中から登板することはあったが、投手として打席に立つのは大学ではこの日が初めての体験だ。「イニング間に体が冷えにくい。ピッチングにもつながっている」と歓迎した。

 指揮官も「しっかり体を作ってポテンシャルを上げていこう」と期待している。海の向こうのメジャーリーグでは大谷翔平(エンゼルス)が4日(日本時間5日)に「2番・投手」として出場したばかり。矢沢も首都大学リーグを舞台に、ロマンあふれる挑戦を続けていく。

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