オリックス戦前の球団ワーストに並ぶ…1940年以来の開幕から11試合連続2桁安打なし

 7回、空振り三振に倒れたモヤ(撮影・開出牧)
 6回、投手交代を告げる中嶋監督(撮影・開出牧)
 7回、藤岡(手前)に右越え2ランを打たれぼう然とする鈴木(撮影・開出牧)
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 「ロッテ9-2オリックス」(7日、ZOZOマリンスタジアム)

 オリックスは、ロッテバッテリーの前に、わずか2安打2得点で完敗した。これで開幕から11試合連続で2桁安打なし。1940年以来となる球団ワーストタイ記録に並んだ。先発・増井は5回2失点で今季初黒星。先頭打者の出塁を許してからの失点が痛かった。

 試合後、相手バッテリーから3球勝負される場面が目立った打線について中嶋監督は「それだけうちにスキがあるということ」と指摘。また「(打球が)ミスショットになってしまっている」と話した。

 打線は1点ビハインドの三回、太田が左翼席へ一時同点となる今季1号ソロ。2球で2ストライクに追い込まれてからの3球目、抜け気味のフォークを捉えた一発で「ゾーンを上げて。低目に手を出さないイメージで」と振り返った。

 七回は2四球などで1死満塁の好機からT-岡田が左犠飛。ただ、この回の攻撃について中嶋監督は「もらったチャンスでしたからね。自分たちで攻めたもののではない」とした。

 一方、先発の増井は初回に先制された。1番・荻野に左翼線二塁打を許すなどして1死一、三塁とすると安田に中前適時打を許した。三回も荻野の二塁打から1点を奪われ「失点したイニングで同じ先頭打者に打たれてしまった」と反省した。

 この日、チームは計4投手による継投で9回を11安打9失点。今季初の2桁被安打となった。

 投手陣がここまで安定していたことを踏まえ、中嶋監督は「こういう試合は年間何試合かあるんで、そこまで競ってきた試合でどうにかしなきゃいけない」と振り返った。

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