セ規定では「30分待たず」とも成立 阪神が中断なしで降雨コールド勝ち

 「阪神6-2巨人」(6日、甲子園球場)

 七回裏終了で阪神の降雨コールド勝ちが宣告された今季初の伝統の一戦。降雨コールドゲームは30分以上の中断を経て、宣告されるのが一般的だが、実際の規則、規定はどう定めているのか。

 野球規則の4・03(e)は「球審はプレイを中断した後、少なくとも30分を経過するまでは、打ち切りを命じてはならない」と規定している。これにのっとれば、試合開始から一度も中断がなくコールドゲームが宣告された今回のケースは異質に映る。

 一方で、公式戦の開催要項を記しているセ・リーグアグリーメントの第27条(試合挙行・続行の可否の決定)では、「降雨が激しく、試合続行が不可能と思われたときには、30分を待つことなく、試合を中止することができる」と定めている。

 この試合では再三、マウンドに土が入れられ、頻繁にグラウンド整備が行われた。コールドゲーム宣告時は強雨でもなかったが、試合後、責任審判の真鍋三塁塁審は「五回くらいで限界は近かったが、そこをなんとか整備してもらってクリアできたので、そのまま六回、七回も突入した形。七回が終わったところでもう一度確認して、やっぱりもう限界を超えているということで決定した。グラウンド状態がプレーできる状態ではないと判断した」と説明した。

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