センバツ1回戦が終了 スカウト陣の目にとまった選手は?

 力投する天理・達孝太(撮影・吉澤敬太)
中京大中京・畔柳亨丞(撮影・吉澤敬太)
市和歌山・小園健太(撮影・吉澤敬太)
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 「選抜高校野球」(25日、甲子園球場)

 1回戦が終了し、全32チームが出場した。連日、スタンドでは12球団のスカウト陣が視察している。

 今大会注目の市和歌山・小園や天理・達、中京大中京・畔柳らは、前評判通りの好投で各球団が称賛した。阪神・和田TAは小園に対して「投手らしい投手。マウンドに上がると雰囲気がある」と評価。DeNA・安部スカウトは達を「成長スピードがすごい。この調子だと夏までには150キロいくかも。社会人や大学生との兼ね合いでは、(1位の12人に)入る可能性もあるかもしれない」と絶賛した。

 他には、ロッテ・榎チーフスカウトが広島新庄・花田の名を挙げ「回転数、キレ、伸びがある。真っすぐの質がいい投手」と太鼓判を押した。北海・木村、東海大相模・石田、明徳義塾・代木などの大型左腕も将来性が楽しみとの声があった。一方で、大きく崩れた大阪桐蔭の松浦、関戸は夏に向けての巻き返しが必要となりそうだ。

 野手の候補は少ないと言われる中、市和歌山・松川や智弁学園・前川らには期待の声が高かった。阪神・畑山統括スカウトは、上田西のリードオフマン・笹原の名を挙げ「脚力があって塁に出るとおもしろい。将来性を感じる選手」と評価していた。

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