オリックス紅林 地元・静岡でOP戦初マルチ 開幕遊撃へアピール「チャンスモノに」
「オープン戦、楽天3-5オリックス」(16日、静岡草薙総合運動場硬式野球場)
オリックス2年目の紅林が四回に左中間二塁打で5試合連続安打とすると、九回には1死二塁の好機の左前打。地元・静岡でオープン戦初のマルチ安打を記録した。
草薙球場は駿河総合3年夏、静岡大会決勝で静岡に2-3で敗れ甲子園を逃した思い出の地。
「あんまりよくないですね。あまり打ててないイメージです」
苦笑いで振り返るが、今は開幕ショートを勝ち取るためにアピールを続けなければならない立場。苦手と言ってられない。両親や親戚、同級生などが陣取るスタンドからはひときわ大きな声援をもらい打席へ向かった。
「ほかの方より拍手の音が大きかったのでうれしかった」
期待に応えるように守備でも186センチの長身を生かしたダイナミックなプレーで魅せた。
正遊撃手と目されていた安達がコロナ陽性からこの日、2軍に合流したばかり。紅林への期待は大きい。
「チャンスをモノにできるよう頑張っていきます」
富士山をバックに大型内野手は目を輝かせた。





