楽天マー君 タイムリーエラーも5回1失点「一定の満足度はある」

 4回、宮崎の打球に飛びつく田中将(撮影・西岡正)
 内野席が完売し、ライト外野席が開放された静岡草薙球場(撮影・西岡正)
 DeNA戦に登板し力投する田中将(撮影・西岡正)
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 「オープン戦、楽天-DeNA」(14日、静岡草薙総合運動場硬式野球場)

 楽天の田中将が今年4度目の実戦マウンドに上がり、5回4安打1失点の投球を見せた。降板後には「自分の中で今日テーマに掲げていたことがうまくできたところはあったので、一定の満足度はある」と自身の投球を振り返った。

 65球を投げ、最速は148キロ。初回は先頭・桑原に初球をいきなり左前に運ばれると、3番・牧にも右前打を許して、1死一、二塁のピンチを招く。それでも佐野、宮崎を打ち取り、無失点で滑り出した。

 二回、三回はともに三者凡退で危なげない投球。だが、四回は先頭の新人・牧にこの日2本目の安打となる、右越え二塁打を浴びる。続く佐野にも右前打を許し、無死一、三塁のピンチ。ここで宮崎をピッチャーゴロに仕留めるも、二塁へ悪送球。センターへボールが抜ける間に三塁走者が生還し、1点を失った。

 この日の試合に向けては「抑えるためのボールを優先的に組み立てていけたら」と本番仕様の投球を行う考えを明かしていた右腕。高めの直球を効果的に配球し、最後は低めに落ちるスプリットやスライダーで打者を抑えようとする姿が目立った。

 この日は7200枚の内野席が前日の内に完売したため、当初予定のなかった外野席も急きょ開放して行われている。

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