「オープン戦、ＤｅＮＡ５－１オリックス」（５日、横浜スタジアム）

　開幕ローテ入りが見えてきた。ＤｅＮＡの先発・京山が４回３安打無失点。三浦監督は「安定感も出てきて、（開幕ローテに）かなり前進した」とたたえた。

　毎回走者を背負いながらも踏ん張った。右腕は「しっかり指のかかるボールもいって、空振りも取れたのでいいストレートが投げられた」と納得の表情で振り返った。

　四回は先頭・吉田正のゴロで一塁ベースカバーに向かうも「（一塁手の）牧が戻ると決めつけた」とベース手前で止まり、内野安打としてしまった。マウンド上で表情をほとんど出さない男の心は燃えた。「慌てることなく、してしまったミスを自分でカバーできるように」。続くジョーンズ、モヤをともにストレートで連続空振り三振に仕留めた。

　今季初の本拠地での有観客試合に３５４５人が集まった。京山は「拍手などがあって力になりました。次も結果を出してアピールしていきたい」。開幕ローテ入りのチャンスを貪欲につかみにいく。