ロッテ・小島「いつもしない攻め方を」 0封も淡々「0点にこだわらない」
「オープン戦、オリックス0-2ロッテ」(3日、京セラドーム大阪)
昨季7勝の実績が自信に表れている。ロッテ・小島が無得点に抑えた3イニングは開幕を見据えた試験的な投球だった。「今しかできないことがある。0点にこだわらない」。3年目で先発枠を争う立場を感じさせず、淡々と収穫を手にした。
二回、吉田正に緩いカーブを3球続けた。生命線の直球を生かす新球という。見逃し三振としたジョーンズへの全7球が内角直球のサイン。「シーズンに入れば相手も研究してくる。いつもしない攻め方をやろうと田村さんと話し合った」と明かした。
投球の幅を広げた先に、初の規定投球回到達という目標がある。井口監督も「今年はずっと球が来ている。彼は(課題は)立ち上がりだけ」と評価。左の先発として、中村稔やドラフト1位の鈴木(法大)との争いから一歩抜け出た格好だ。