開幕投手に決まっている日本ハムの上沢直之投手（２７）が２日、高速シンカーの習得に着手していることを明かした。キャンプ終盤の２月２８日にブルペンで試投し、「興味本位でしたけど、意外と投げられたので、どこかで使うかもしれない」とニヤリと笑った。

　先日ＮＨＫで放送された野球を題材とした情報バラエティ番組「球辞苑」のシンカー特集からインスピレーションを受けたという。ロッテ・益田の握り方を参考にし「フォークとあまり変わらない。気持ちちょっとシンカーっぽく落ちる」と説明。チームメートの金子にも指導を仰いだ。

　ただ開幕まで残り１カ月を切り、持ち球にするかどうかの可能性は「１％くらい」。それでも「開幕までには試すかもしれない」と好感触をつかめば、シーズンでも新兵器として活用しそうだ。