巨人とヤクルトの交換トレードは44年ぶり 浅野-倉田のようにVの使者となれるか

 巨人・田口麗斗投手(25)とヤクルト・広岡大志内野手(23)の交換トレードが合意に達したことが1日、両球団から発表された。両球団の間でFA移籍や金銭トレードの例は過去にもいくつかあるが、交換トレードとなると、1976年オフのヤクルト・浅野啓司投手と巨人・倉田誠投手の1対1の交換トレード以来、実に44年ぶりとなる。

 浅野は73年に14勝12敗で防御率2・38、74年に12勝15敗5セーブで防御率2・39と活躍。入団10年目、27歳だった直近の76年は23試合登板で3勝6敗1セーブ、防御率3・51だった。

 対する倉田は73年に18勝9敗、防御率2・74で最高勝率のタイトルを獲得。入団12年目、30歳だった直近の76年は30試合登板で1勝2敗1セーブ、防御率3・12だった。

 両者の交換トレードは、ともに優勝への貢献という最高の形で結実した。

 浅野は移籍1年目の77年に9勝4敗1セーブ、防御率2・52でカムバック賞を受賞。長嶋巨人のリーグ連覇に貢献した。倉田も移籍2年目の78年に中継ぎ、抑えとして43試合に登板して5勝2敗4セーブを挙げ、広岡達朗監督率いるヤクルトのリーグ初優勝を支えた。

 2017年に13勝を挙げている25歳の田口と、昨季は代打中心に8本塁打を放った23歳の広岡。44年前に実現した浅野-倉田の交換トレードのように、両球団に優勝をもたらす価値ある移籍となるか。

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