「練習試合、楽天３－６日本ハム」（２０日、金武町ベースボールスタジアム）

　期待の黄金ルーキー、楽天ドラフト１位・早川隆久投手（２２）＝早大＝が実戦初登板。「投げる前は、ものすごく緊張していた」と話した左腕だが、ひとたびマウンドに立つと衝撃の投球を展開だ。

　田中将の後を継いで三回から２番手で登板。１死から西川を直球で空振り三振。続く中田をチェンジアップで３球三振に仕留めた。「しっかり腕も振れていて、直球も走っていたかなと思う」。結果は２回を１安打無失点。西武・亀井スコアラーは「完成されている」とし、オリックス・渡辺スコアラーも「完成度が高すぎる。ルーキーの雰囲気がない」と警戒心を強める。

　最速１５０キロを記録したが「変化球の精度も真っすぐの力強さも、もう一段階上げていきたい」と早川。その向上心で開幕ローテをつかむ。