昨季は関係者陽性39人 NPBがコロナ対応取りまとめ
日本野球機構(NPB)は12日、昨季の新型コロナウイルスへの対応を取りまとめた「NPB2020年シーズン総括」を公式サイトで公開した。関係者で陽性となったのは選手22人、コーチ2人を含む39人だった。
陽性者の中で何らかの症状があったのは24人、無症状は15人。最も多かった症状は発熱の18人で、喉の痛みや違和感が6人、倦怠(けんたい)感が5人と続いた。
試合観戦後に陽性となったという観客からの報告は5件あり、発症のタイミングなどからそのうち2件が保健所の調査の対象となったが、球場内での感染はなかったとした。
感染者や濃厚接触者が出た際に選手を入れ替えられる「感染拡大防止特例2020」は、集団感染が判明した阪神とロッテで延べ23人に適用された。