「ＤｅＮＡ春季キャンプ」（８日、宜野湾）

　ＤｅＮＡの三浦大輔監督（４７）が大胆な守備シフトを臨機応変に取り入れる考えを示した。この日から始まった実戦的な守備練習で試行。状況に応じて二遊間、三遊間を厚くして動きを確認した。

　時に二遊間に内野手３人を配置し、三塁手も三塁線を広く空けた。逆も然（しか）り。「シーズンでも使うと思ってもらって結構です。そのための練習」。走者を付けたシートノックを見守った指揮官は端的に言い切った。

　大リーグでは主流となった大胆なシフト。データ分析に秀でたＤｅＮＡでもラミレス前監督が１９年から採用した。「状況に応じて必要であれば使うし、必要でなければ使わない」。遺産を番長流にアレンジしていく考えだ。