日本ハムの栗山英樹監督（５９）が５日、高卒３年目の野村佑希内野手（２０）に高いハードルを用意した。今季は樋口らとの正三塁手争いが予想されるが、「野村は突き抜けないとダメ。どこ見てんの、そこ（チーム内競争）じゃねえだろ」とまくしたてた。

　昨季は開幕三塁手に抜てきされ、２１試合で３本塁打１８打点と勝負強さを発揮。指揮官は、巨人・岡本和やヤクルト・村上らと同等のポテンシャルがあると指摘し「『プロ野球を変えてやる』くらいの思いを持ってほしい」とハッパをかけた。

　今キャンプで野村は、昨季７失策を犯した守備改善のために早出の特守などで連日、汗を流している。指揮官が望むのは「爆発的」な成長。その期待に応え、攻守そろった球界ナンバーワンサードに近づいていく。