ソフトバンク・小久保新ヘッド全開始動「1日1000スイング必要」
「ソフトバンク春季キャンプ」(1日、宮崎)
9年ぶりにソフトバンクに復帰した小久保裕紀ヘッドコーチ(49)が、早くも打撃強化へメスを入れた。1日1000スイングをノルマに掲げている中、練習法に手を加えた。
昨年までは打撃、守備、走塁、バントなどでグループ分けしてローテーションさせていたが、この日はA組の野手18人を9人ずつの2グループに編成。打撃練習に取り組むグループはフリー打撃2人、ティー打撃4人、ロングティー2人、バント1人を約5分で回し、常にバットを振り続ける形になった。
「(守備・走塁の組との)交代を1回だけにして、その組は全員打つという方法を新たに取り入れた。その分でスイング量は増えました」と小久保ヘッド。昨年のドラフト1位の佐藤直には自ら打撃フォームを見せてマンツーマンで指導した。
練習後の佐藤直は、左手のマメが破れて流血していたほどの練習量。小久保ヘッドは「オフにやってきたトレーニングを野球の筋肉に変えるには1日1000スイングぐらいは必要」と、小久保流全開の初日となった。