東京六大学野球リーグの法大が２１日、１月から新体制となった加藤重雄監督（６４）と元近鉄、オリックス、楽天の大島公一助監督（５３）の就任会見をオンラインで開いた。ともにＯＢで卒業後は社会人野球・日本生命へ進んだコンビがタッグを組み、昨季５位からの巻き返しを目指す。

　新指揮官は同じタイミングで指導に加わった“右腕”に全幅の信頼を寄せる。「持っているものをすべて惜しみなく学生に伝えてほしい」と、チームにプロ１３年で培ってきた経験の注入を期待。野手陣の育成を託した。

　学生野球の世界に飛び込む大島助監督も「攻撃力を上げていきたい」と役割を全うする覚悟だ。得点力向上のカギは機動力。「スピード感のある野球が必要」と足を絡めたプレーを伝授していく。