斉藤コミッショナー 巨人提案のDH制に言及「カバーするスコープが違う」
日本野球機構(NPB)とJリーグが合同で立ち上げた「新型コロナウイルス対策連絡会議」が12日、開かれ、終了後にプロ野球の斉藤惇コミッショナー(81)、Jリーグの村井満チェアマン(61)らがオンライン会見した。
緊急事態宣言の再発令を受け、この日の会議では目前に迫ったキャンプ開催について議論。現状では中止、延期は考えず、自治体などキャンプ地の理解を得ながら予定通り開催するための情報交換が専門家を交えて行われた。
プロ野球では、昨年末に巨人が新型コロナ感染拡大による変則日程や調整の難しさなどから、投手の負担軽減を目的にDH制導入を提案。これについて問われた斉藤コミッショナーは「環境は変わっていないので大きな変化はなく、2020のルールをベースにしていくと今のところ理解している。その中にDH制とかは入っていません。ちょっとカバーするスコープが違うんじゃないかと」と別問題だとした。
この件については、リーグで決める問題であることを強調する。「こういう時代だから、短期的に例外的に使おうじゃないかという話が出ていることは承知しているが、あくまでもリーグの中のルールであって、我々がこうすべきだという論理の問題ではない。リーグの中でつくっていただければ幸い」と話した。