【俺たち丑男】オリックス勝俣 野手最多タイ9打席連続三振あと1も…フルスイング継続

 2021年に『年男』を迎えた選手に、新年の意気込みなどを聞く企画。第2回は1997年生まれのオリックス・勝俣翔貴内野手(23)が登場する。

  ◇   ◇

 勝俣はブレなかった。

 「持ち味は強く振ることなんで。開き直って一からだと思って、フルスイングします」

 昨季は新人ワースト記録となるデビューからの8打席連続三振でシーズンを終えた。06年の楽天・鉄平が記録した野手ワーストタイとなる9打席まであと1だが、打撃スタイルは変えないと強く言い切った。

 振り返れば誤算ばかりのルーキーイヤーだった。オープン戦では巨人・菅野から一発を放つなど2本塁打とアピール。プロでやれる手応えを感じ取ったが、まさかの開幕延期。3カ月遅れの開幕でベンチ入りを果たしたが出番はなかなか訪れず、ようやく巡ってきた打席も三振ばかりだった。

 「シーズンに入ったら、投手のギアが上がった。圧倒されてしまいました」

 6月29日の2軍降格後、やり直すつもりで奮闘を続けたが、7月22日の試合前、守備練習中にボールが右目付近に当たり、眼窩(がんか)底骨折。シーズン最終盤に1軍復帰したが、長期離脱を余儀なくされた。

 「不注意でした。もったいなかった。地元に帰ったら“前厄だったのに厄払いに行かなかったから”と言われたので、しっかり厄払いしてきました」

 年男で迎える今季へ。「とりあえず1本打ちたい。長く1軍にいたいです」。三振を恐れず、持ち味のフルスイングで挑む。

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