巨人から戦力外通告を受けていた藤岡貴裕投手が６日、球団公式ＳＮＳで現役引退と球団職員に転身することを報告した。

　藤岡はスーツ姿で動画メッセージを発信。「みなさん、こんにちは。引退しました藤岡です。今度は球団職員としてチームに貢献できるように頑張っていきたいと思います。今までありがとうございました」と笑顔で話した。

　藤岡は東洋大時代にリーグ戦２７勝９敗、防御率１・３１の成績を残し、明大・野村（現広島）、東海大・菅野（現巨人）と「大学ビッグ３」と称された。１１年ドラフトでは３球団の１位指名を受けロッテに入団。プロ初登板初勝利を挙げるなど１年目から先発ローテーションに入ったが、目立った成績は残せず４年目以降は中継ぎに回った。

　１８年シーズン中にトレードで日本ハムに移籍。１９年シーズン中にトレードで巨人入りした。プロ通算１７８試合２１勝３２敗、防御率４・１４、昨季は１２試合に登板して０勝０敗、防御率３・１２だった。