初の沢村賞を受賞した中日の大野雄大投手（３２）が２２日、名古屋市内の球団事務所で更改交渉に臨み、３年総額９億円プラス１年ごとに出来高払い５０００万円の大型契約を結んだ。年俸は１億３０００万円から１億７０００万増の３億円となり「来年はすごく高いお給料をもらうので、期待に応えないといけない」と力を込めた。（金額は推定）

　今季は両リーグ最多の１０完投６完封で１１勝６敗。防御率１・８２で２年連続の最優秀防御率、１４８奪三振で初の最多奪三振のタイトルも獲得し、チームを２０１２年以来、８年ぶりのＡクラス３位へと導いた。

　今季取得した国内ＦＡ権は行使せず、残留を決断した。プロ１１年目を迎える来季へ「今年の成績はキャリアハイになると思うが、（今年の成績を）目指さないといけない」と意気込む。目標はただひとつ。９年ぶりのリーグ制覇。来季もがむしゃらに腕を振り続ける。