日本シリーズ全試合DH制は過去に一度だけ 阪神が唯一日本一に輝いた85年

 日本野球機構(NPB)が19日、臨時実行委員会を開き、今季の日本シリーズは全試合で指名打者制(DH制)を採用すると発表した。新型コロナウイルスの影響を強く受けたシーズンで、選手の疲労・肉体的負担が強いことを理由に、ソフトバンクが提案。巨人もこれを受け入れた上で、斉藤惇コミッショナーが導入する判断を示し、12球団が合意した。

 過去の日本シリーズでは、全試合DH制が導入されたことが一度だけある。1985年の阪神と西武によるシリーズでDH制度そのものが初めて採用され、全試合で適用された。吉田義男監督率いる阪神が6試合とも弘田澄男をDHで起用し、4勝2敗で初の日本一を達成した。

 当時は隔年で採用することになっていたため、翌86年は全試合で不採用だったが、87年以降はパ・リーグのホームゲームのみで採用する方式に変更された。阪神がこれまでただ一度だけ日本一に輝いた85年は、日本シリーズでDH制が全試合採用された唯一のケースとなっていた。

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