オリックス、中嶋監督代行が監督就任「不安」口も「このチームで勝ちたい」
オリックスは12日、中嶋聡監督代行が来季の1軍監督に就任すると発表した。単年契約。大阪市此花区の球団施設で就任会見に臨んだ。
中嶋新監督は「あんまり“おめでとうございます”という言葉がよく飲み込めない感じでいます。不安いっぱいなところの方が大きい。正直、荷が重い気でいっぱいだったんですけど、このチームをどうにか強くしたい。このチームで勝ちたい気持ちがあったんで、微力ながら力を貸せたらなと思いました。(来季へ)Aクラスとか思っていたら届かない。優勝を本気で目指さないと損をする。優勝という言葉を常に意識してもらいたい」と語った。
中嶋新監督は1986年に鷹巣農林から阪急にドラフト3位で入団。強肩強打の捕手として活躍。1995年、96年のパ・リーグ連覇、日本一に貢献した。97年オフにFA権を行使し、西武に移籍。その後、DeNA、日本ハムでもプレー、15年に引退するまで実働29年のNPB記録を持つ。
2019年から古巣のオリックスに復帰し、2軍監督に就任。今年8月21日から西村前監督に代わって1軍監督代行を務めた。
今季は1軍で67試合29勝35敗3分けの成績だった。