谷佳知氏 巨人・坂本を祝福「もう勇人みたいな選手は出てこないんじゃないか」

 「巨人3-5ヤクルト」(8日、東京ドーム)

 巨人の坂本勇人内野手(31)が8日、東京ドームで行われたヤクルト最終戦の一回に左翼線二塁打を放ち、史上53人目の通算2000安打を達成した。巨人の生え抜きでは川上哲治、長嶋茂雄、王貞治、柴田勲、阿部慎之助に続いて6人目で、本拠地での達成は初。31歳10カ月での到達は、榎本喜八(東京=現ロッテ)の31歳7カ月に次ぐ史上2番目の年少記録で、右打者では最年少記録となった。デイリースポーツ評論家・谷佳知氏が坂本の2000安打達成を祝福した。

  ◇  ◇

 通算2000安打達成おめでとう。ショートでヒットを打てて、ホームランも打てて、もう勇人みたいな選手は出てこないんじゃないかと思う。本当に素晴らしい打者で、もっと上を目指してほしい。

 18歳、19歳の頃から当てるのがうまくて、プロの球についていけていた。通用するなと思ったし、内角打ちが抜群にうまい。僕だったら詰まってヒットにしかならない球も、勇人は長打にできる。マネできたらね…(笑)。内角打ちはプロでナンバーワンだと思う。

 それと先輩たちにも物おじせず、積極的に打撃のことを聞きに来ていた。僕は狙い球とか、どういう考えで打席に入っているかを言った。当時は小笠原、二岡、由伸(高橋)、慎之助(阿部)といたけど、吸収しようと努力していた。本当にいつも真剣な目で聞いてくれ、教えたいと思わせるというか。逆に僕たちも勉強になった。

 ストライクゾーン全てをヒットにできて、ピッチャーはボール球を振らせるしかなくなる。四球が怖くなって甘く入れば確実に打つし、相手からすれば手がつけられない状態だと思う。年々進化しているけど、それは本人の努力があってこそ。まだまだ積み重ねられると思うし、打ち続けていってほしい。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス