巨人・戸郷 2桁勝利&新人王遠のくも…原監督ねぎらう「ナイスピッチングでした」
「広島2-2巨人」(3日、マツダスタジアム)
巨人の原辰徳監督が九回2死から同点被弾を許した戸郷翔征投手をかばった。
球数は127球となったが八回まで完封ペース。九回も志願の続投でマウンドへ。しかし、2死一塁から菊池涼への初球、外角直球を右翼席へ運ばれ、両手をひざにつき肩を落とした。指揮官もベンチで残念そうな表情を浮かべるしかなかった。
9勝目はお預け。シーズン残りの先発は1試合となる見込みで高卒2年目の2桁10勝達成も厳しくなり、広島・森下と競っていた新人王争いも大きく水をあけられた格好となった。
あと一人まできて9勝目をスルリと逃した20歳右腕に、原監督は「でも、ナイスピッチングでした。まあ、糧としてくれるでしょう。戸郷らしいピッチングはできたというのはあります」と若武者の投球をねぎらっていた。