明徳義塾が連覇!11度目の四国V 代木が完投、8戦中7戦一人で投げ抜いた!

 「秋季高校野球四国大会・決勝、明徳義塾5-1聖カタリナ」(1日、春野球場)

 決勝が行われ、明徳義塾が接戦の末に、2年連続11度目の優勝を果たした。エースの代木大和投手(2年)が9回5安打1失点で完投。八回にはダメ押しとなる2点適時三塁打を放ち、投打で勝利に貢献した。初優勝を狙った聖カタリナは、エース桜井頼之介投手(2年)に代わり、仲田隆晟投手(2年)が奮投したが、代木を打ち崩すことができなかった。

 「うれしい気持ちもあるけれど、甲子園に気持ちを切り替えて練習したい」。優勝の余韻もそこそこに、代木は出場を確実としている春のセンバツへ思いをはせた。

 7回を完投した準決勝からの連投。この日は左肘に違和感を感じたというが、馬淵史郎監督(64)とともに、試合前のキャッチボールで問題なしと判断した。四回にイレギュラーバウンドで生まれた二塁打から1点を失ったが、それ以外は危なげなし。打たせて取る投球で聖カタリナ打線を抑え込んだ。

 馬淵監督は「投打の活躍、(勝因は)代木につきる」と、エース左腕を絶賛。代木も「いい感じに力が抜けた。『連投できない投手になるな』と言われて、練習してきたことが出せた」と、笑顔で好投を振り返った。

 高知県大会からの8試合中7試合(コールド勝ち2試合を含む)で完投。直球の最速は138キロだが、この秋は球速を120キロ台に抑え、制球重視の投球を見せてきた。勝負どころでは冬から習得に取り組んできたカットボールが効果を発揮。「監督から『スピードよりコントロール』と言われ続けて、突き詰めた結果が今の投球なので」と、胸を張る。

 四国制覇にも慢心はなく「自分は全国に行ったら並のピッチャー」と言い切る。優勝校が出場するはずだった11月の神宮大会は中止が発表。次なる舞台は来春のセンバツだ。「全国で勝てるチームではない。全国で勝てるように」と、尽きない向上心で、この冬さらなる成長を誓う。

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