オリックス、2年連続の最下位決定…中嶋監督代行「これをどう受け止めるか」

 オリックス・中嶋監督代行
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 「日本ハム4-3オリックス」(29日、札幌ドーム)

 オリックスは延長十回にサヨナラ負けで4連敗。2年連続の最下位が決まった。

 2年連続の最下位はチームでは2002年から04年までの3年連続以来、21世紀に入って9度目の最下位となった。

 今季の延長戦は勝ちなしの4敗7分けとなった。中嶋聡監督代行は「ん~、なんですかね。最後の最後のところの、もうひとつ気持ちの強さというか、やってやるんだというか、何をすべきなのか、頭の中で考えながらいかないといけないところを、ただ単に過ごしてしまってはダメですよね。何とか(来季に)つなげていかないことには…。これで最下位決定ですか?これをどう受け止めるかですね、一人一人が。それはわれわれも一緒だと思いますし、これもう全体で、チーム全体だし、何もかも含めて、全部ですよね。現場にいる人間から、すべてがこれを受け止めて、何をやれるか考えないといけないかな。それを本気で考えないと、今から考えていって、やっていかないと、またポッと出遅れた時に、それが始まっちゃうんだろうなと」と話した。

 ユニホームを着ている現場だけでなく、フロントを含めて球団に関わるすべての人間がどうすれば、この状況を脱することができるのか、そのために何ができるのかを考えなければ、同じことを繰り返すという危機感を示した。

 試合を振り返れば、問題点はいくつも浮かび上がる。六回には吉田正の一発で逆転したが、直後に追いつかれた。

 「そういう形にはなりますけど、その前にやれることがいっぱいあったはずなのに、あの回にしか点を取れないということですよね。点を取ったことはもちろん、いいことなんですけど」

 六回はそこまで踏ん張っていた田嶋が3安打2四球に盗塁まで絡められ2失点した。

 「そうですよね、守備のみえないミスもありますし、じゃあ何を持ってやるのかという時に、ですよね。もり立てないといけないところを、もり立てていけなかったというところはありますし」

 八回の攻撃では先頭の小田が二塁打で出塁したが、福田は二直、大城は三振と走者を進められないまま2死となり吉田正は申告敬遠でモヤは打ち取られ、勝ち越し機を逃した。

 「誰が見てもそう思う、というところですよね。指摘するのは簡単なことなんですけど、誰が見てもそう思ってると言うことなので、じゃあそれを本人がどう感じるのか、だと思いますよ。(残り8試合)この8試合がただの無駄な試合かと言えば、違うと思うんですよ。じゃあこの8試合でどれだけのことを考えて野球をできるのかということを試すいい機会だと思ってこっちはやります。これで終わったと思ってるんだったら、変えたらいいと思います」

 残り8試合。消化試合とは言わせない。来季につながる何かを探す8試合にする。

 中嶋監督代行は就任から59試合で25勝31敗3分けとなった。

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