楽天、V完全消滅 三木監督「申し訳ない」逆転CSへ「力を注ぐ」
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「楽天4-4日本ハム」(23日、楽天生命パーク宮城)
あと1本が出ず、延長十回を戦って引き分けに終わり、今季の優勝の可能性が消滅した。三木監督は「ファンの方に申し訳ない気持ちでいっぱい」と、目指していた7年ぶりVを実現できず、悔しさをにじませた。
序盤に3点のリードを許す劣勢の展開。だが、四回に辰己の中越え適時二塁打などで3点を奪い追いつくと、続く五回はロメロの中前適時打で勝ち越しに成功。五回以降は救援陣が粘りを見せたが、八回2死に5番手・牧田が大田の左中間へのソロを浴びて同点に追いつかれた。
延長十回も2死三塁まで攻めながら、最後は石原が空振り三振。三木監督も「何とか粘って、選手も頑張ってくれたが、もう1本というところでね」と振り返った。
ただ、順位は4位ながら2位・ロッテとは3・5差。まだCS進出の可能性は残される。三木監督は「上の順位を目指してやっていくというのは当然だが、自分たちがやろうとしていることに力を注ぐことが大事」と話し、逆転CS、そしてその先につながる戦いを残り13試合も続けていくことを誓った。