ヤクルト・吉田喜 三回途中4失点でプロ最短KO 初回だけで43球
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「ヤクルト-巨人」(22日、神宮球場)
ヤクルトの先発・吉田大喜投手が、2回0/3で2被弾を食らうなど4失点でKO。プロ最短での早期降板となった。
序盤から不安定な制球に苦しんだ。その立ち上がりに、2ストライクと追い込んでから吉川尚に右前打。すると続く松原が粘る間に二盗を決められ、結果四球を見極められた。
それでも好調・坂本勇、4番・岡本を打ち取り、勢いづくかに思われたが…。ここから2者連続四球で、押し出しで先制点を献上。初回から43球を要す、苦しい立ち上がりになった。
二回には立ち直ったかに思われたが、攻略されたのは三回だ。先頭の松原に右翼席中段まで運ばれる特大3号を許すと、坂本勇には左前打。ここで不調に苦しんでいた岡本に3球続けて同じコースの真ん中付近に投じ、バックスクリーンまで運ばれた。
ここで高津監督は降板を決断。吉田喜にとって二回0/3での降板は、プロ最短でのKOとなった。
また村上らと熾烈(しれつ)なタイトル争いを繰り広げていた岡本を“援護”する形に。岡本は本塁打リーグトップタイ、打点もこの日1打点を挙げていた中日・ビシエドと並びリーグトップタイに返り咲いた。