日本ハム・中田 キング争いV26号!4試合ぶりの一発 楽天・浅村に1差
「西武1-5日本ハム」(22日、メットライフドーム)
敵地に響いた衝撃音が、すぐに悲鳴でかき消された。打った瞬間に確信へと変わる完璧な一発。日本ハム・中田の4試合ぶりの26号2ランが、左翼席に一直線に飛び込んでいった。
初回2死二塁。追い込まれてからの4球目、高橋光のカットボールを迷わず強振した。「先制点が欲しい場面。一発で仕留められて良かった」。喜びを隠さず、笑顔でダイヤモンドを回った。
現在、打点王、本塁打王争いの真っ最中。目下、最大のライバルは大阪桐蔭の1学年下の後輩でもある楽天・浅村だ。この日のロッテ戦(楽天生命)で浅村は3本塁打、7打点の大暴れ。27本塁打、84打点とした。21日まで両部門でトップに立っていた中田は本塁打数では先を越されたが、打点ではすぐに追いついた。
旧知の仲だけに、「あいつは本当にすごいバッター」と認める。それでも「自分も負けずに、やっていくだけ」と対抗心もメラメラ。「1打席1打席、無駄のないようにやっていきたい」。後輩とのし烈なタイトル争いはまだまだ続きそうだ。