巨人19安打10得点 坂本が通算159度目の猛打賞!セ歴代6位若松に並んだ
「巨人10-3広島」(21日、東京ドーム)
万雷の拍手に背中を押され、巨人・坂本が3度快音を奏でた。入場者数の緩和で1万7193人が収容され、外野席までオレンジ色に染まった東京ドーム。チームのために、そしてG党のために打った。
「一人でも多くのお客さんが来てくれることは本当にありがたい。声援も大きいし、ファンの方々の力には本当に感謝でしかない」
三回1死一塁の場面で九里から左前に運ぶと、相棒のバットは“打ち出の小づち”に変化した。四回に三塁線を破る適時二塁打をマークし、六回には今村から左中間へ2点適時二塁打。主将は「ランナーがいる場面ばかりで打席に立たせてもらえているので、“岡本さん”につなぐ気持ちでいきました」と快打の要因を明かした。
坂本は体調不良から復帰後3試合連続安打&打点と上り調子。また通算159度目の猛打賞は山本浩二(広島)を抜き、若松勉(ヤクルト)に並ぶセ・リーグ歴代6位タイに浮上。通算2000安打にも残り「42」とし、徐々に加速してきた。
原監督は「3番、5番が良い感じだと思います」と上昇気流に乗る丸にも目を細めた。19安打10得点の大勝で鮮やかに連勝を飾り、リーグ連覇へのマジックを一つ減らして「31」。ファンと共に歓喜の瞬間まで突き進む。