巨人“阿部チルドレン”が躍動 田中俊&立岡が1号 原監督「素晴らしい」

試合後、田中俊(51)を迎える阿部ヘッドコーチ代行(中央)。右端は原監督=東京ドーム(撮影・堀内翔)
お立ち台で笑顔の巨人・田中俊(左)と立岡=東京ドーム(撮影・金田祐二)
2回、先制ソロを放ち、雄たけびをあげて生還する巨人・田中俊=東京ドーム(撮影・金田祐二)
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 「巨人7-6阪神」(16日、東京ドーム)

 前夜、優勝マジック38を点灯させた巨人は、若手の活躍で阪神に連勝。今季初スタメンの田中俊太内野手と立岡宗一郎外野手がそれぞれ本塁打を放つなど、序盤に大量点を挙げて逃げ切った。巨人のマジックは35に減った。

 前夜、途中交代していた坂本と岡本がこの試合ではスタメンから外れる。代わりに田中俊が「7番・三塁」、立岡を「8番・左翼」で抜てきした。また、元木ヘッドコーチが虫垂炎のためベンチに入らず、阿部2軍監督が1軍ヘッドコーチ代行とベンチに入り、試合に臨んだ。

 その阿部2軍監督がファームで鍛えた若手が結果を出した。まずは二回に田中俊が阪神・青柳から右翼スタンドに1号先制ソロ。四回には立岡の中前適時打で1点を加える。立岡は五回に阪神2番手・桑原から右翼スタンドに1号3ランを放ち、勝負を決めた。

 原監督は「素晴らしい。“阿部チルドレン”とでもいうんでしょうかね。よみうりランドで一生懸命、真っ黒になってやっている二人が7番、8番という打順で非常に大きな役割を果たしてくれました」と殊勲の若手をたたえた。

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