DeNA・南場オーナー 来季へ厳しい見通し コロナ禍「解放想定している球団ない」

 プロ野球のオーナー会議と日本野球機構(NPB)の臨時社員総会が14日、都内で開かれ、終了後に会見に臨んだ議長のDeNA・南場智子オーナー(58)は「来季になれば、すべてコロナ禍の影響から解放されることを想定している球団はない」と来年の経営状況について楽観視できない見通しを示した。

 19日から観客の入場制限が緩和されるものの、苦しい状況に変わりはない。会議での議案には挙がっていないものの「経営基盤をしっかり立てていく重要性については議論を重ねている」と南場オーナー。現在の野球協約や統一契約書には、不測の事態が起きて試合数などに影響が出た場合、参稼報酬(年俸)の扱いに関する条文が入っていない。これらの改訂については「ひとつのポイントとしては含まれている」とした。

 会議ではNPBの2020年度(20年10月~21年9月)の予算と事業計画が承認された。11月の日本シリーズの収入を低めに設定。予算は前年比で6億3000万円減額となった。今年中止となった球宴などは開催を想定。事業収入は約48億円を見込み、事業活動収支は8000万円の黒字を見込んでいる。

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