オリックス・中嶋監督代行「こんな試合をして申し訳ない」散発3安打完封負け

9回、攻撃に向かうナインを腕組みして見つめる中嶋監督代行(中央奥)=撮影・高石航平
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 「ロッテ5-0オリックス」(14日、ZOZOマリンスタジアム)

 オリックスは二木の前に散発3安打に抑えられ完封負けとなった。ジョーンズが欠場する中、西野をプロ初の4番に抜てきしたが、機能しなかった。

 中嶋聡監督代行はこれについて「(3番・吉田)正尚の後をどうするかっていうので、一番かえせる選手だと思いますので。そこに長打を求めるのか、つなぎを求めるのかの違いだと思いますけどね。そこでつなぎを求めるために西野を置いたんですけど」と無念の表情をにじませた。

 二木は3安打に加えて無四球とテンポ良く投げられた。デキが良かったとも言える。

 「結果的にいえば、そうなりますよね。そうなりますけれども、こういうところを何とかしていかないといけないとは思います。まあ、いい当たりも確かにあるんですけど。何となく、何ですかね。何であんなに正面行くかなあ、と思っちゃうくらい」

 快音がなかったわけではないが、野手の正面を突く不運に何度も見舞われた。

 先発アルバースは三回に先制を許すと四回、五回と一発攻勢で差を広げられた。

 「ビハインドを追いかけていくのが野球ですし、リードを守っていくのも野球ですし、そう考えたらどんな展開になっても最後までやっていかないといけないが、全く無抵抗のまま終わったっていうのは、本当にこんな試合して申し訳ないなという気持ちでいっぱいですね」

 アルバースは8月30日以来の先発。疲労回復に努めさせるために間隔を空けたが、うまくいかなかった。

 「ちょっとイライラして投げているようにも見えますし、そこをコントロールできなかったのかなと思いますけど。そこをずっとコントロールしてやってきたわけですけど、そのストライク、ボールでかりかりして。じゃあ、ストライクの取り方はそれしかないのかと言えば、ファウルであり、いろんなことができるはずであるのに、ストライク、ボールだけでイライラしても仕方がないので。そこをコントロールできるようにしてほしいなと思いますね」

 期待をしているからこそ、精神面のコントロールに厳しい言葉が並んだ。

 これで今季のZOZOマリンスタジアムではここまで全敗となった。

 「結果負けているわけですから。でも、去年までは勝ってもいるわけですよね。それを考えると、不得意にしているわけではないので。ちゃんとした戦い方があると思いますし。よく飛びますよね、ボールが。落ちないというか。詰まって、ああ落ちると思ったヤツがふわーっとね。そういう感じなんだなと。今までの印象ではなくて、テラスがあるのは初めて見たので。狭いなと思いますし、じゃあ同じ条件なので、自分たちがそこに関して全くできなかったっていうのは、さっき言ったように本当に申し訳ないなと。こういう試合をしてちゃいけないんで、何とかやっていきたいと思います」

 3カード続いた遠征は2勝7敗と大きく負け越した。15日からはほっともっとフィールド神戸でかつてのブルーウエーブユニホームを着用して戦う。

 中嶋監督代行は就任以来21試合で7勝13敗1分けとなった。

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