「広島－ヤクルト」（１０日、マツダスタジアム）

　ヤクルト先発陣の厳しさが続く。この日は高橋がアクシデントを乗り越えるも、４回４安打１失点で降板。２戦続けて、先発陣が５回持たずの降板となった。

　課題である立ち上がりを無失点で切り抜けた。前回は初のオープナー制を導入し、「ゲームの入り方を少しつかめた」と手応えをつかんだ高橋。この日は３四球で１死満塁のピンチを背負ったが、最後は粘り強く松山を併殺打に。無失点で切り抜けた。

　それでも直後の二回だ。２死二塁で打席が回ると、三塁へのボテボテの当たり。全力疾走で一塁ベースを目指したが、歩幅が合わず、足を痛めたとみられる。投手コーチやトレーナーも駆けつけ、続投を決断。四回に３連打で１点を失ったが、最少失点でしのいだ。直後の五回に打席が回り、代打が出されて降板。８５球だった。

　広島３連戦は、先発陣の早期降板が続いている。先陣を切った石川が５回４失点（自責２）で、９日の山中は２回１／３で７失点と大きく崩れた。２戦続けて、先発が５回持たずで降板となり、リリーフ陣に負担がかかっている。