巨人・原監督1066勝 川上氏に並んだ球団最多!連覇へ「まだまだ突っ走る」

 「中日4-5巨人」(9日、ナゴヤドーム)

 節目の勝利にも巨人・原監督はコーチ陣と控え目にグータッチを交わした。巨人監督史上歴代1位の勝利数を誇っていた川上哲治氏に肩を並べる通算1066勝を達成。「まだ戦い半ばという中で言葉がなかなかでてこない。感慨に浸る余裕はないし、気持ちはあしたも変わらないですね」。喜びをグッとこらえた。

 「V9監督」に匹敵する名将となったと言っていいだろう。川上氏と同じく監督歴14年目での到達。その間3度の日本一と8度のリーグ制覇。川上氏同様Bクラスはたったの1度だ。

 「打撃の神様」の教えはチーム作りの礎となっている。現役時代、多摩川グラウンドでの打撃練習時にOBとしてきていた川上氏の指導を多く受けてきた。「すごいユニークな練習をした」。体の近くを通るように設定した打撃マシンのボールを打つ練習を何度も繰り返し、体の開きを矯正。今春キャンプで160センチの長尺バット打ちやゴルフボール打ちなど、ユニークな練習を奨励した姿勢は、川上イズムの継承でもある。

 川上氏が存命だった08年。高卒2年目の坂本を使い続けて優勝を飾り「若手をよく使った。たいしたものだ」と褒められたこともあった。この日は手塩にかけて育てた坂本が1試合3アーチで勝利に貢献。「まだまだ突っ走るだけ」。リーグ連覇を遂げた時、記録の重みと喜びをかみ締める。

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