オリックス・増井、1440日ぶりの“先発勝利”が幻に 5回2失点の好投も逆転負け
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「オリックス4-5ソフトバンク」(3日、京セラドーム大阪)
オリックス・増井の1440日ぶりの“先発勝利”が幻となった。先発に再転向した増井は白星を挙げた日本ハム時代の16年9月24日の楽天戦以来の先発。5回4安打2失点、8奪三振の上々の投球を披露した。
一、二回は三者凡退に抑える完璧な立ち上がり。三回は先頭の松田宣の右中間三塁打をきっかけに川瀬の適時打、中村晃の犠飛で2点の先制を許した。
四回は先頭のグラシアルに中前打を許すなど無死二塁のピンチを招いたが、栗原、明石、松井宣を3者連続三振に斬った。五回も先頭の甲斐と川瀬を連続三振に封じて5者連続三振。直球を中心にフォーク、カーブ、スライダーを織り交ぜた投球が光った。
打線も2点を追う四回、松井雅の中日時代の2018年以来となる1号逆転右越え3ランなど4点を奪って一時は逆転。増井に勝利投手の権利が発生していたが、七回、3番手・富山が松田宣、甲斐に2者連続本塁打を浴びて3点を失い、再逆転を許した。