東海大相模が優勝!相洋との大熱戦を逆転で制す 全国の独自大会ラストで有終の美

8回、逆転となる2点適時二塁打を放ち、二塁上でガッツポーズをする東海大相模・神里陸=横浜スタジアム(撮影・伊藤笙子)
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 「高校野球神奈川大会・決勝、東海大相模9-5相洋」(23日、横浜スタジアム)

 東海大相模が大熱戦を制して優勝。全国の独自大会のラストで有終の美を飾った。

 2-5の2死満塁から今秋ドラフト候補で高校通算50発超の西川僚祐外野手(3年)が詰まりながら左翼へ2点適時打。続くDeNA神里和毅外野手の弟・陸捕手(3年)が左中間への2点適時打で試合をひっくり返した。

 四回には右翼へ一時同点となる2ランを放った扇の要は、守っても4投手を懸命のリードで引っ張った。八回からは甲子園交流試合で大阪桐蔭を相手に7回2失点と力投した石田隼都投手(2年)が登板。大会途中からエースナンバーを背負う左腕が2回無失点で試合を締め、公式戦ではチームとして18年秋から続く神奈川王者の座を守った。

 勝者、敗者ともに涙で終わった夏。門馬監督は「特別な夏で、特別な大会でいろんなことがあった中、選手が悔し涙でなく、うれし涙を流しているのを見て、誇りに思います」と感慨深げ。選手の意向で勝ちにこだわり、「きょうもベンチに入れなかった3年生もいる、すべての力を結集した3年生にありがとうという言葉をかけたい」とうなずいた。

 夏の大会で初優勝を狙った相洋は二回、二宮の2点適時打で先制。五回に敵失で勝ち越すと、七回には加藤の2ランでリードを広げた。先発の吉川、石井、エース本田の継投で逃げ切りを図ったが、終盤に捕まった。

 同日に狭山ケ丘の優勝で幕を閉じた埼玉大会とともに決勝を終えて、これで全国47都道府県で開催された今夏独自大会の全日程が終了した。

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