西武・栗山 苦手・福井KO弾!昨季対戦0勝3敗の右腕を攻略

 「西武11-1楽天」(16日、メットライフドーム)

 天敵をたたきのめす完璧な一発だった。36歳のベテランは美しい打球を見届けると、ゆっくりと走りだした。三回無死一、二塁。西武・栗山が右翼席上段への6号3ランを放った。「手応えはバッチリ。思ったよりヘッドが走ってくれた。ちょっとかっこつけちゃったかもしれない」。リードを5点に広げ、この回途中に福井をKOした。

 昨季4戦3敗と苦手の福井から攻略の糸口をつかんだのも栗山だった。二回先頭で右前打。2死一、二塁から金子、鈴木の連続適時打で2点を先行した。四回には森原から三塁内野安打で今季6度目の猛打賞。チーム唯一の3割打者は暑い夏場でも衰え知らずだ。

 同学年で同期の中村は熱中症のため2試合続けてベンチを外れた。右足首に不安のある山川がDHに入るため、栗山は左翼守備に就いての先発。辻監督は「この暑さの中、しんどいと思う。大きな3ランだった」とねぎらった。

 7連敗後、引き分けを挟んで2連勝。山川に一発が出れば、指揮官は「これからライオンズはぐんぐん上がっていく」と宣言。王者の逆襲が始まった。

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