大分商・川瀬 149球完投!ソフトバンクの兄・晃にマウンドから思い伝えた

 「高校野球交流試合、花咲徳栄3-1大分商」(10日、甲子園球場)

 甲子園のマウンドに立つ喜びは十分に味わえた。「甲子園はすごいところだと感じました」。大分商のエース川瀬堅斗投手(3年)は149球完投を振り返った。

 一回は1死二塁から3連続四死球で先制を許し、適時打も浴びて3失点。「思うようにストライクが入らなかった。もっと気持ちに余裕を持てば良かった」。それでも二回以降は何とか立ち直った。

 7月上旬に左太ももを痛めたこともあり、甲子園に万全の状態で乗り込むことはできなかった。この日の最速は143キロ。「150キロを出せなかったのは力不足。大舞台でも縮こまらず、力を出せるようになりたい」と潔く認めた。

 ソフトバンクでプレーする5学年上の兄・晃も大分商OB。常に励ましてくれた兄に「マウンドでプレーしたところを見せられた」とマウンドから思いを伝えた。進路について「これから決めたい」と話すにとどめたプロ注目の本格派右腕が、甲子園の記憶を糧に前進する。

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