徳島商が9年ぶり夏決勝へ 3連覇のかかる鳴門と激突
「高校野球徳島大会・準決勝、徳島商7-2阿南光」(4日、オロナミンC球場)
徳島商が序盤のリードを守り切り、2011年以来の夏の決勝進出を決めた。
初回に栗林凌生外野手(2年)の左犠飛で先制すると、二回の先頭は、今大会初スタメンとなった6番・楠本凌生内野手(りお、3年)。「3年間やってきたことを全部だそう」と、左翼線への二塁打を放ち、一挙4点を奪う口火を切った。森影浩章監督は「序盤の点が大きかった。楠本は調子が上がってきていたし、一所懸命振っていたので」と、結果を出した3年生を褒めたたえた。
1、2年生主体のチームで挑む今夏、10年ぶりの決勝進出を果たした。相手は“夏3連覇”のかかる鳴門。高岡宏聖外野手(3年)は「きょうもチャンスは何回もあったけど生かせなかった。決勝のチャンスは1回か2回。必ずものにしないと勝てない」と、強敵との対戦へ気合を入れ直した。