国士舘・中西、中学時代の後輩・清宮に雪辱 3連続含む8K1失点完投
「高校野球西東京大会・準々決勝、国士舘4-1早実」(3日、ダイワハウススタジアム八王子)
高校野球の今夏の甲子園大会、地方大会の中止を受けて都道府県高野連が独自に開催する代替試合は3日、各地で行われ西東京大会は国士舘が早実を下して4強入りした。エースの中西健登投手(3年)が9回1失点完投。中学時代に所属していた調布シニアの後輩で注目スラッガーの早実・清宮福太郎外野手(2年)を内野安打1本に封じるなど、強力打線をねじ伏せた。
最後の打者を空振り三振に斬ると、中西は後ろを振り返って小さくガッツポーズを作った。「小さいころからの憧れのチームだったので。気持ちが入りましたね。こういう試合ができて幸せ」。春夏通じて甲子園50度の出場を誇る名門を相手に堂々と投げ切った。
9回完封した4回戦から中1日での登板ながら、涼しい顔で抑えていった。前日の2日は永田昌弘監督(62)からの指示でノースロー調整。「いい体の状態で挑むことができました」と独特な右スリークオーターの投球フォームで、三者連続を含む8奪三振と隙を与えなかった。
「絶対に抑えたい」と相手主砲には対抗心を隠さなかった。早実の4番で日本ハム・清宮幸太郎内野手(21)の弟である福太郎は中学時代の後輩。当時、一塁のレギュラーだった右腕は「スタメンを取られちゃった」と苦杯をなめていた。
高校から投手となったことで、マウンドから雪辱のチャンスがやってきた。内角が得意な強打者に対し、「アウトコース中心に」と配球を徹底。六回こそ三塁へのボテボテの内野安打を許したが、思い通りにバットを振らせなかった。「自信を持ちました」と表情は晴れやか。生まれ変わった姿で“先輩の意地”を見せつけた。





