オリックス 九回大逆転星!吉田正が反撃の一発、チーム5位タイ浮上

 「楽天7-11オリックス」(22日、楽天生命パーク宮城)

 ミラクルだった。主砲の働きがチームを呼び覚ます。1年ぶりに4番を任されたオリックス・吉田正が追撃アーチ&タイムリーで最大6点差からの逆転勝利をけん引。「次につながる勝ち」。敵地での充実感が清々(すがすが)しい。

 まさに反撃への一打だ。6点を追う五回の先頭打席。四回までパーフェクトに抑えられていた楽天先発・涌井に対し4球ファウルで粘った末の8球目だ。「ミスショットせずに」。甘いスライダーを捉えた打球はチーム初安打となる右翼席への6号ソロとなった。

 快音は鳴りやまない。八回には右翼線への適時二塁打を放った吉田正。さらにジョーンズの右前適時打などが続き3得点。2点ビハインドで迎えた九回、1点を返し、なお1死二、三塁で大城が中前へ逆転2点打を放ち、敵を沈めた。

 あまりにドラマチックな勝利。昨年7月17日の楽天戦以来となる4番に座った吉田正が次を見る。「勝つことでしかAクラスにはいけない」。仙台で飾った連勝で5位タイに浮上。この勢いを確かなものにする。

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