楽天・鈴木大 恩返し弾!移籍1号で古巣止めた

 「楽天15-4ロッテ」(6月30日、楽天生命パーク宮城)

 自らの野球人生に刻む一打に思いがあふれた。2点を追う二回だ。楽天は4点を奪って逆転に成功し、なおも1死一、二塁で鈴木大。中村稔が投じた初球の直球を捉え、右中間席へ移籍後初アーチとなる1号3ランを放った。

 「打ってグラウンドを回っているときは興奮して、気持ちも高ぶり過ぎていた」と鈴木大。ベンチで仲間に迎えられると、ようやく笑みが浮かんだ。

 古巣との対戦を控え「ずっと不思議な気分だった」という。ロッカーでは昨季西武からFA移籍した浅村に古巣と初対戦した際の心境も聞いた。浅村は場外弾を放ったが「自分はそんなことはない」。そう謙遜していたが、完璧な一撃で“恩返し”を果たした。

 「特別な感情はあったが連勝している首位のチーム。倒さなければ上にいけない」と臨んだ一戦。それだけに初回の併殺打と四回に決められなかった送りバント(結果は三振)を「反省したい」と戒めた。15安打15得点の大勝にも「大事なのは明日」と鈴木大。新たなリーダーが、楽天をさらなる高みへ押し上げる。

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