オリックス ミラクル実らず5連敗 守護神乱調をヒギンス救うも…
「ロッテ2-1オリックス」(27日、ZOZOマリンスタジアム)
ミラクルも勝利には結びつかなかった。オリックスは延長十回2死一、二塁から6番手・沢田が新人・佐藤にサヨナラ打。これで昨年9月の8連敗以来となる5連敗。サヨナラ負けは早くも今季2度目となった。
見せ場はあった。同点の九回に登板した守護神ディクソンはストライクが入らず、無死一、三塁となったところで降板。この日昇格したばかり、来日初登板のヒギンスをマウンドに送った。
マーティンへは1球投げただけで申告敬遠の満塁策。ここから中村奨を二飛、鳥谷はチェンジアップで見逃し三振、代打・角中も空振り三振で絶体絶命のピンチを無失点でしのぐ快投を見せた。
それでも打線は奮起せず。西村監督は「ふがいないですね。初回の1点だけですから」と嘆き節だ。
同一カード5連敗という前代未聞の事態。しかも守護神は23日に続く乱調で精神面での不安を露呈。「いろいろ考えていかないといけない」と守護神はく奪の可能性を示唆。エース離脱に続く衝撃、西村オリックスが早くも大ピンチを迎えた。