「楽天５－８日本ハム」（２５日、楽天生命パーク宮城）

　“ニュースター”に堂々と名乗りを上げた。日本ハムの２年目・野村佑希内野手がプロ初安打、初打点を含む３安打３打点と大暴れ。チームを勝利に導いた。

　１点リードの三回。塩見に２球で追い込まれたが、ファウルで粘り６球目の変化球をしぶとく中前にはじき返した。

　待望の一打をきっかけに、六回には左中間への２点二塁打、八回には右中間への適時三塁打。思う存分に打棒を振るった。

　今季は自身初の開幕１軍入りを果たした。１９日からの西武との開幕３連戦はスタメン起用されたが、１１打席無安打。「結果を出したいというのが自分の中で出ちゃったので、（安打が出るまで）長く感じました」と振り返った。

　この日は３試合ぶりのスタメン起用。「ベンチにいた２日間でしっかり頭を整理することができた」と小笠原ヘッド兼打撃コーチにも助言をもらい心身を整えた。

　栗山監督は「彼（野村）のスケール感が出た試合だった。まあ年齢は関係ないので。チームを勝たせるために勝負していきます」と称賛した。