オリックス・山本由伸に援護4点は“十分すぎる”圧巻投球で1勝目

8回無失点の好投を見せた山本(撮影・山口登)
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 「オリックス4-0楽天」(21日、京セラドーム大阪)

 圧巻というほかない投球でチームに今季初勝利をもたらした。オリックスの山本由伸投手が8回3安打無失点、10奪三振で楽天打線を寄せつけなかった。

 まず立ち上がり。初回、先頭の茂木を3球三振で料理すると、鈴木、ブラッシュとあわせて3者連続三振でチームに勢いをもたらした。

 オリックスファンの間では山本が先発するとなぜか援護に恵まれないことや、山本にとっての2点のリードが“大量援護”であることなどがネット上で話題になることがあるが、この日は初回に中川の犠飛で先制、T-岡田の2打席連続タイムリーなどで四回までに4点のリードを得た。その後も二塁も踏ませず八回までを投げ、九回はディクソンが締めた。

 2019年最初の登板となった4月9日ソフトバンク戦では9回1安打無失点ながら、援護がなく勝敗がつかなかった(試合は引き分け)。同年9月8日の日本ハム戦では6回を自責0の1失点で敗戦投手になった。防御率1・95で2019年の最優秀防御率のタイトルを獲得した山本にとって、4点の援護は十分すぎるものだった。

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