亜大がコロナ対策徹底で対外試合 抗体検査実施、AI搭載検温システム導入

フェースシールドを装着しながらボールボーイを務める亜大の部員
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 「親善試合、NTT東日本6-1亜大」(14日、亜大グラウンド)

 東都大学野球リーグの亜大が活動再開後、NTT東日本と初の対外試合を行った。ゲーム実現に向け、大学側と協力。新型コロナウイルス感染対策を徹底的に施しての実戦に、主将の矢野雅哉内野手(4年・育英)は「できたことに感謝、うれしい思いがありました」とありがたさを胸にプレーした。

 今後の感染症予防と自己防衛策の標準化を進める活動「パブリック・ヘルス・スタンダード(公衆衛生標準化)」の考えのもと、試合前からさまざまな感染リスク防止策に努めた。希望した関係者には医師による抗体検査を実施。入場の際には接触をせずに検温できるAI搭載体温感知システムを導入した。

 もちろん、観戦者にはマスク着用をお願いした。加えてフェースシールドも配布し、控え部員やボールボーイと同様に装着を徹底。試合中もベンチ内では弱酸性次亜塩素酸水を噴射して除菌し、安全性を高めた。

 生田勉監督は「たたき台がないと前へ進めないので。リスクを抑えられるということを示せればいいんじゃないか」と意義を説明した。この日は阪神など4球団のスカウトや、東都大学野球連盟の関係者らも視察。同連盟・瀬尾健太郎事務局長は「まず試合ができたことが大きな一歩」と秋季リーグ戦開催へ参考にすることを明かした。

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