宮本慎也氏ら5人のプロ野球OBが「驚いた野手」で一致 身体能力抜群“球界の忍者”

守備練習する巨人・仁志(右)と小坂(2006年撮影)
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 ロッテや巨人などでプレーした小坂誠氏(現ロッテ育成兼走塁コーチ)が、10日に放送されたNHK BS1「プロ野球伝説のプレー レジェンドたちが驚いた究極ヒーロー」で、出演者の満場一致で“驚いた野手”に選出された。

 番組にはプロ野球で活躍した高橋尚成氏、建山義紀氏、里崎智也氏、宮本慎也氏、和田一浩氏が出演。対戦相手、チームメートで驚かされた選手やプレーについて語った。

 挙げられる選手は異なることが多かったが、守備部門で5人の意見が一致したのが小坂氏だった。“小坂ゾーン”と呼ばれた広い守備範囲で、数多くのヒット性の打球を処理。番組では“球界の忍者”として紹介された。ロッテ時代の02年の守備率・994は当時のパ・リーグ新記録で、476回の守備機会で失策3と驚異的な数字を残した。

 同じく守備の職人だった宮本氏は「脚力、身体能力がすごくて、里崎がいったようにパッと出てくる。打球に対する一歩目の速さ、脚力、データも頭に入って来ていると思うが、全部合わさってというところ」と絶賛。和田氏は「打った瞬間、打者はヒットゾーンに飛んだなと分かるんですが、そこをかなり捕られた。宮本さんにも捕られましたね。小坂、宮本さん、(広島の)菊池涼。この3人には打席で『大丈夫かな、やられるかも』というのはあった」と振り返っていた。

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