ヤクルト・小川GM ドラフト戦略苦悩 夏の甲子園中止で上位候補クロスチェック困難

 ヤクルト・小川淳司GM(62)が21日、ドラフト上位候補のクロスチェックができないことを嘆いた。春に次いで夏の甲子園も中止。各担当で情報共有はしているものの、ドラフトでは難しい判断を迫られそうだ。

 「うちの場合、ドラフト上位はスカウト同士がよその担当を見に行くこともあった。でも今年に関しては恐らく、それもできなくなるだろうと」と唇をかんだ小川GM。成長過程や大舞台で強さを発揮するための精神力など、複数スカウトで総合的に判断する必要がある。

 小川GM自身も千葉・習志野時代、夏の甲子園で深紅の優勝旗を手にした一人。「甲子園で成長したっていう選手もいる。その機会さえもなくなってしまい残念です」と悔しさをにじませた。

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